
ドッグフードと聞くと、カリカリが常識になっていますよね。
ペットフード・ドッグフードと聞くと、ほとんどの皆さんがまず頭に浮かんでくる、図のようなカリカリのドライフード。
今回は「なぜ、ペットフードやドッグフードにはカリカリのドライフードが多いのか」ということについてお話していきたいと思います。
ドライフード(カリカリ)が多い理由
さて、早速「ドッグフード=ドライフード」となってしまってる理由についてお話していきますが、結論から言うと、「飼い主が楽」(人間が楽)という理由が全てになります。
つまり、犬のために作ってるわけではなく、人間のために作ってるということです。
具体的に、なぜ飼い主が楽かと言うと、ドライフードのメリットとして、
①袋から出すだけ
②賞味期限が長い
③常温で保管できる
④軽い
⑤開封後、数か月持つ
(⑥中身をごまかせる)
などなど・・たくさんあります。
常温で棚に大袋でお徳用のドッグフードを置いておいて、餌をあげるときに開封してそのままあげるだけなんて、これほど楽な方法はないですよね。さらにはドライフード自体1kgも2kgも入ってるのにかなり軽く、開封してから何か月も持つなんて、これだけ便利なものはありません。
さらには⑥としてこれは作り手、つまりドッグフードメーカー側のメリットとして、中身をごまかせるということがあります。
茶色くして固められていては中身に何が使われているかなんてわかりません。
粗悪な原材料や体に有害な添加物(ペットに使用禁止の添加物は法律上10種類程度しかありません。)が使い放題というわけです。
飼い主さんもしっかり勉強してる人でなければ、裏の原材料表示を見て、内容を理解できる人は少ないですよね。
プレミアムドッグフード
ドッグフードは人間で言うカロリーメイトのようなインスタント食品です。
先ほども言いましたが、茶色いカリカリにしてあれば、中身に何が使われているかなんて
わかりませんので、品質は極めて疑問です。
その証拠として最近はそんなもの使っておりませんというプレミアムドッグフードが多く出回っております。
人間の食品知識を学んだ立場から言うと、たしかに今のプレミアムドッグフードの中身は今までのものよりは良いですが、それでもマシになったレベルで、本当に人間が食べるような食材を使っているメーカーはどのくらいいるのかは疑問です。
人間用のインスタント食品で開封してから数か月後に食べられますか?
ドッグフードはそれが可能なんです。
ドライフードのデメリット
以上のようにドライフードは人間の都合により作られたものになりますので、犬の体にメリットはありません。
人間が生まれてから死ぬまで毎日同じものを食べて健康に長生きできないのと同じ理由ですね。
一応ドライフードのデメリットを下記にまとめますと、
①消化吸収に良くない
→人工的に水分を抜き、固められている
→カリカリにするための原材料が少なからず必要
(その多くは犬の体にメリットのない食材)
→添加物などにより栄養素の調整が不自然に行われ
消化吸収の際に内臓に異常に負担がかかる可能性がある。
(人間でプロテインを飲みすぎると内臓に負担がかかるのと一緒です。)
②品質に疑問
→着色して固められていては何が使われているかわからない
→現状の日本のペットフードの法律は整備されてないので、罰則も軽い。
→開封してから何か月も持つということは添加物が大量に使われている
この2点に尽きるかと思います。

10年前に賞味期限をむかえたカビ1つ生えていないプレミアムドッグフードといわれるもの。
ペットは今や家族です。
愛犬が”健康で”長生きするためにも飼い主様一人ひとりがペットフードに対する知識を身につけて頂ければと思います。
このブログの内容はyoutubeでもお話させておりますので、是非下記をご覧ください。