今回はドッグフードに含まれる危険な原材料についてお話したいと思います。
Contents
ドッグフードの危険な原材料
ドッグフードの危険な原材料についてですが、そのようなものは数えきれないほどあるので、今回は“主原料”、つまりドッグフードに多くの割合で使われるものについてお話させて頂きます。
ドッグフードの種類
現在流通しているドッグフードで代表的なものは以下のものではないでしょうか。
- ドライフード(カリカリになっている現在1番多いと思われるもの)
- 半生
- 缶詰
- レトルトパック
- 生・生食
- その他
最近では上記以外でもいろんなドッグフードが増えておりますが、今回は全てのドッグフードの種類において、どのような危険な原材料が主に使われているかについてお伝えしたいと思います。
犬に危険なミール
現在流通しているドッグフードで、主に使用されている原材料の中で注意が必要なものは
1.ミール
2.穀類・穀物
になります。
ミールと聞くと、イメージ的になんかおいしそう・・だとか、穀類を使っているなんて人間も穀物を食べるし良いんじゃないの?とか思われる方もいらっしゃると思いますので、この2つが具体的にどのようなものかをご説明していきたいと思います。
ミールとは
ミール・・動物で人が食べられない部分を粉砕・加工したもの
にわとりのミール、つまりチキンミールであれば、鶏のとさか、内臓、毛、糞尿、劣化した肉などを粉砕・加工したものになります。
当然栄養分も少ないですし、劣化したものも使われている可能性があるので、要注意です。
ミールの主な表示例・記載例
ここまでドッグフードに使用される危険な原材料の代表例である”ミール”についてお伝えしてきました。
皆様がドッグフードを見る際の参考になるように、ミールの表示例を下記にまとめました。
1.ミール(そのまま表示)
鶏ならチキンミール、牛ならビーフミール、羊ならラムミールという記載になります。
(もちろんミールなので牛でも羊でも人が食べられない部分を粉砕・加工したものです。)
2.家禽ミール(かきん)
にわとり以外の鳥も使われているという意味の表示。アヒル、七面鳥、ハトなど。
3.~粉・~パウダー・~エキス
この表現も要注意。“豚肉粉”“牛肉粉”や“チキンパウダー”のように使われる。
豚のどの部位の肉の粉なのか、鶏のどこの部分のパウダーなのか
明確に表示されていません。
4.副産物
この表示があるペットフードも注意。
ミールと似たような表現なので、危険です。
5.~類、~等
このような、“ごまかしている表現”も要注意です。
使用例は肉類、チキン等、家禽類など。
肉類はなんの肉を使っているのかさえ明確になっておらず、
チキン等はにわとり以外に何が使われているのかが明記されておりません。
6.その他
他には“鶏”とだけ表記しているものなども怪しいですね。
にわとりのどの部分も使っているかがわかりません。
皆さんが愛犬に与えているドッグフードの裏面の原材料表示にこのようなものが記載されていたら要注意です。
安いドッグフードの真実
えっ?ドッグフードってこんな危ないものから作られてたの?と思われた方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そうなんです。
現在のドッグフードは人間の食品では使えない残りカス・ゴミを固めて作られていると言っても過言ではありません。
ですから値段の安いドッグフードがたくさんあると思います。
最近、たくさん出てきた高い価格のプレミアムドッグフードと言われているものはそれが高いのではなく、今までのドッグフードが安すぎるのです。
次回は注意が必要な原材料の2つ目に記載した
“穀類・穀物”についてお話したいと思います!
この記事のライター紹介
小林宏幸
犬の管理栄養士
北海道産ドッグフードだいち代表
インスタグラム:hiroyuki1989
小林のyoutubeチャンネルを見る