タンパク質の摂り過ぎは体に悪いって話を
よく聞きますよね。
実際は皆さんが思っている以上にタンパク質は
摂らせた方が良いんです。
もしタンパク質が不足すると
・毛並みが悪くなる
・元気がなくなる
・さまざまな病気の原因になる
などの症状が出てくるんです。
今回は犬の管理栄養士である小林宏幸が
毎日のご飯で上手くたんぱく質を摂る方法を
ご紹介します!
Contents
ドッグフードのタンパク質は35%以上がおすすめ!
カリカリの乾燥タイプのドッグフードに
含まれるタンパク質量は35%以上が
おすすめになります。
有名な犬の栄養基準であるAAFCO(アフコ)では
18~22%以上と書かれていますが、
あくまで「以上」つまり「最低量」という事です。
実際には20%程度では足りない場合が多く、
できれば40%以上のドッグフードを選んで
欲しいところですが、実際に販売されている
ドッグフードで40%以上はほとんどなく、
35%以上のものであれば、少ないですが、
売っているので、35%以上のものは
選ぶようにしましょう。
タンパク質量が35%以上のドッグフードは腎臓に悪影響じゃないの!?
タンパク質量が35%以上のドッグフードを
食べても犬の腎臓に影響を与えることは
ありません。
人の食べ物の話になりますが、プロテインが
腎臓に悪影響という話も現在では疑問視されています。
今は老人でもタンパク質を積極的に
摂取した方が良いとも言われております。
最近の犬の食事に関する本でも
タンパク質量の必要性が書かれている本も
多くなってきており、もはや「総合栄養食」の
基準だけでは足りないという見解も多いです。
タンパク質量が20%程度のドッグフードでは
体調不良を起こす可能性もありますので、
ドッグフードのタンパク質量は1番
気にした方が良いです。
愛犬におすすめのタンパク質の摂らせ方
私のおすすめのタンパク質の摂らせ方は
ドッグフードにお肉をトッピングする
方法です(^^)
35%以上のドッグフードは少なく、
犬に大量には必要がなく、消化不良に起因する
穀類でタンパク質量を多くしているドッグフードもあります。
ドッグフード1本で考えるのではなく、
ドッグフードを全体量の7~8割にして、
残りの2~3割をスーパーで売っている
鶏肉などにして、焼いてトッピングしてあげるのが
おすすめです。
ドッグフードにトッピングする食材は何が良いの?
ドッグフードにおすすめのトッピング食材は
「肉」です。
アレルギーのないわんちゃんなら
・鶏肉(ささみやむね肉)
・豚肉(ももや細切れ・切り落としでもOK)
・牛肉、ラム肉、鹿肉、馬肉
というように肉類ならなんでもOKです!
ドッグフードにトッピングしたときの食べさせ方
愛犬のご飯にお肉をトッピングしてあげるときは
①火を通す
②細かくしてあげる
③よく冷ます
ということに注意しましょう。
鮮度が良い場合は生肉であげても大丈夫です。
細かくすることと熱すぎず、冷たすぎないくらいで食べさせてあげましょう。
犬のタンパク質量と腎臓への影響のまとめ
さて、今日の小林の話のまとめです!
①タンパク質の腎臓への影響は気にしない
②フードのタンパク質は35%以上がおすすめ
③おすすめはドッグフードに肉をトッピング
④肉のトッピングは2~3割がおすすめ
⑤アレルギーがなければ鶏・豚・牛何でもOK!
⑥肉の食べさせ方は
(1)加熱する(新鮮なら生でもOK)
(2)細かくする
(3)よく冷ます(生なら冷たすぎない)
となります。
毎日の食事はわんちゃんの健康にとって
とても大事なので、是非やってみてくださいね!
解説者
小林宏幸
・株式会社克フーズ代表取締役
・北海道産ドッグフードだいち代表
・犬の管理栄養士
・ドッグフード口コミサイト
「わんちゃんとドッグフード」監修者