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ドッグフードの表示の見方・読み方(おすすめの方法)

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今回はドッグフードの裏面に記載されている原材料表示や栄養成分表示の見方・読み方を解説していこうと思います。

ドッグフード

Contents

ペットフードの表示の決まり・規則(法律)

さて、ペットフードの裏面に記載のある内容ですが、もちろん法律による決まりがあります。
下記をとりあえずご覧ください。

ドッグフードの原材料表示

上記がペットフードの原材料表示の法律による決まりになります。
簡単に言いますと
①名称・・何用のフードなのか(犬用、猫用・・・)
②原産国、事業所、住所・・どこで作ってるのか(名前、住所、国・・)
③賞味期限
④原材料・・何を使っているのか
を最低限表示しましょうということです。

※ちなみに上記画像は農林水産省のホームページのものですが、原材料表示の例で穀類が使われておりいかにも穀類が犬・猫の体に良い原材料と思われそうですね・・。
今回の話に関係ないので、気になる方はこちらまで 犬に危険な穀類・穀物

ペットフードの原材料表示

ペットフードの原材料表示

ここまでペットフード表示の法律についてお話してきましたが、重要な部分は
1.原材料表示
2.栄養成分表示
になります。

上の図はとあるドッグフードの原材料表示になります。
それでは、このような表示をどのように見ていけば良いんでしょうか。
原材料表示で知っておくべき知識は3つあります。
①原材料名のつけ方
②原材料記載の順番
③添加物
になります。

①原材料名のつけ方

ドッグフード表示

名前のつけ方は、残念ながら割と自由になされているのが現状です。
例えば”北海道産のにわとり(鶏)のむね肉”を使ってるとすると、正確に書けば、「若鶏むね肉(北海道産)」(もっと細かく言うと骨付きか無しか、皮付きか無しか等)となりますが、「鶏肉」、「チキン」などの表示がペットフードには多いと思います。
これはあえて”むね肉”や”北海道産”と限定しないことで、例えば鶏肉と表示すれば”むね”でも”もも”でも”ささみ”でもどの部分でも入れて構わないですし、ブラジル産やアメリカ産の鶏肉を使っても表示義務違反ではなくなるからです。
※よく表示の中に”新鮮な”~肉などと書かれているものがありますが、法律上、どういう肉が新鮮かなんて決まってないので、”新鮮”と書いてしまえばどんな悪い肉を使おうがそれまでなのです。これはヒューマングレード・人間も食べられる原材料 なども一緒ですね。”~の生肉”とか書かれてるのも一緒です。ドライフードにして乾燥させて売ってるなら元が生肉だろうが関係ないと思うのですが・・。

②原材料記載の順番

原則、原材料が多い順番に記載しなければいけません。
鶏肉60%、豚肉20%、牛肉20%のものであれば「鶏肉、豚肉、牛肉」または「鶏肉、牛肉、豚肉」と表示しなければいけません。
例えば穀類50%、鶏むね肉25%、鶏もも肉25%であれば、穀類を一番前に表示しなければいけませんよね。ですが、鶏肉が多いということをアピールしたい!という場合は「鶏肉、穀類」と表示すれば間違いではありません。これが食品業界でよく使われる裏技です。
〇〇牛使用ハンバーグ!など、果たして何%〇〇牛が使われているのでしょうか・・。

③添加物

老犬・高齢犬

添加物ももちろん原材料表示に記載しなければいけません。しかし、添加物は決まりがありまして、法律上、添加物とされているものは原料表示の記載の後ろにしなければいけません。
ですので、どんなに多く添加物が使われていても一番前にはきません。

原材料を全て記載して、1番後ろに添加物を書いていくのです。添加物はほんの数%で絶大な効果を発揮するので、使われている時点で問題があるものも多いのですが・・。)

次回はドッグフードの栄養成分表示の読み方・見方についてお話したいと思います!

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